時のないホテル (by 荒井 由美)
母の介護で同居して1ヶ月も経った頃。
朝昼晩の3食と、途中途中のお茶やおやつ
(水分補給は、都度都度(つどつど)ですが)
それから「おむつ交換」と…
まさに! 完璧なる
「上げ膳据え膳!(あけぜんすえぜん)(爆笑)」で
母は、毎日を過ごしておりました
「こんな生活をしていて、いいのかしら?」と
焦(あせ)る私と真逆(まぎゃく)で
「こうなっちゃったんだから仕方ないじゃない!」
と言う母。
ベッドの中で一日中ゲーム(…しか、する事が無い!
と言われれば、それは正論(せいろん)なのですが…)
を、しているか、
テレビを見てるか、寝ているか……
ここ(私の実家=魔窟)は
「時のないホテル」なのではないか?と。
訪(おとず)れる人が居ても、知らん顔をする…
周りから「置き去り」にされるけど
それを「知る」術(すべ)がない…
やはり、実家は魔窟です… _| ̄|○